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山梨市エコハウス(「エコハウスやまなし」)の考え方


この建物は、住宅環境対策の普及啓蒙を目的とした環境省のエコハウスモデル事業により建設された木造2階建の住宅展示場です。
地域の気候風土や敷地の条件、住まい方に応じて自然エネルギーが最大限に活かされること、また、身近に手に入る地域の材料を使うなど、
環境に負担をかけない方法で建てられることが、エコハウスの基本とされています。

家庭から始める地球温暖化防止!
地球温暖化を防止するためには、世界全体で、CO2の排出量を中長期的に削減していくことが必要です。
日本の家庭部門からのCO2排出量を見てみますと、1990年度に比べて、2007年度には4割以上も増加しています。
これは、家電保有台数の増加などによって、家庭でのエネルギー消費量が増加していることも一因と考えられます。
家庭からのCO2排出量を抑えるためには、住宅建設、住まい方、改修、建替えのライフサイクル全体において
省エネで環境負荷が少なく、かつ快適な暮らしを実現するエコハウスを全国的に普及していかなければなりません。
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■環境共生型モデル住宅の目的

地域における住宅建築の需要側・供給側が抱えている課題として
住宅の施主となる住まい手(需要側)に対してはエコハウスの
快適性や最初にかかる費用であるイニシャルコストと
生活を始めてからかかるランニングコストの違いによる経済性が
未だ十分に理解されていないと考えられます。
また、住宅を建てる地域の設計者や工務店等(供給側)の中にも
高気密高断熱住宅などの省エネルギー住宅に対する知識が不十分であり
エコハウスの設計、施工を行う技術者が十分に育っていないと考えられます。
このため、エコハウスのモデル整備や普及活動をサポートすることによって、
エコハウスの普及をより加速させていくことをねらいとしています。


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■本事業を通じて


1)地域の気候風土や特色、敷地特性を生かしたエコハウスとはどういうものかを、地域の人々が考え、建て、体験することでエコハウスの新たな需要が生み出される。
2)エコハウスが永く地域の人々に受け入れられるよう、住まい手に負担をかけない、快適なエコハウスをつくる。
3)エコハウスに地域の技術や材料が生かされることで、地域が活性化する。

 このような想いの中で設計が始まりました。

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